2018年3月29日夜でのポジション比率分析

ドル/円は年初からの下降トレンドが継続中です。
ここ数年のドル円は、年初から2月・3月にかけて円高トレンドになるパターンが多かったです。やはり今年もそのパターンで、104円台中盤まで円高が進みました。
チャート的には、そろそろ一旦の底打ちになるかの重要な攻防局面です。
まだ106円台で上値の重い状態が続いていますが、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、3/28営業終了時点のポジションの場合もあり)

DMM FX

 DMM FX

トレイダーズ証券「みんなのFX」

 みんなのFX

外為ジャパン

 外為ジャパン

↓マネックス証券FXPLUS

マネックスFX

 

マネーパートナーズ

 マネーパートナーズ

SBIFXトレード

SBI FX トレード

↓FXプライムbyGMO

 FXプライムbyGMO

↓外為どっとコム

 外為どっとコム

OANDA Japan

 OANDA Japan

なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとオープンポジション(ドル円)をみると、106~113円台にかけてロングを持って捕まってしまっている方が多い模様。ロングの塩漬けポジションが溜まってきている模様です。
今後、103円割れや100円の大台を割ってくる展開になれば、これらのポジションが損切り決済に向かう可能性が高まる。そうなると、円高の流れが一段と加速することもあるので注意したい。

 オープンオーダーとポジション

 

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、円売りポジションが急減している模様。

↓IMMポジション(ドル/円)

IMMポジション

 

一方、くりっく365の為替売買動向は、こんな感じ。
↓くりっく365為替売買動向(USD/JPY)

 くりっく365

 

余談だが、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」でテクニカル分析のシグナルを見てみるとこんな感じ。

かんたんトレナビ

短時間のチャートでは買いシグナルも売りシグナルも混在しているように見える。
1時間足で見ると売りシグナルが強いが、日足で見ると買いシグナルも点灯している。

 

いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、米中貿易戦争の行方や
日本の安倍政権では森友学園に関する疑惑がくすぶるなど、政治リスクがドル円相場へ影響している状況です。
一方で、年末年初に(良くも悪くも)かなり騒がれたビットコインは沈静化と低空飛行もあって面白く無い相場展開です。(なので、私はFXに戻ってきました。)
ビットコインという投資対象が増えた今、FXという金融商品は安心して投資できるなぁとも思っています。
引き続き、ドル円相場の行方を注視していきたいです。

2017年12月9日夜でのポジション比率分析

12/8の米雇用統計を無難に消化し、ドル/円は113円台中盤まで円安が進んでいます。
ドル/円は保ち合いのレンジ相場が続きそうな気配もありますが、12日-13日の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ実施が確実視されており、日米の金利差拡大が円安トレンドを支援しやすい状況です。
徐々にクリスマス休暇の薄商いなムードもありますが、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、12/7営業終了時点のポジションの場合もあり)

DMM FX

DMM FX

トレイダーズ証券「みんなのFX」

 みんなのFX

外為ジャパン

 外為ジャパン

↓マネックス証券FXPLUS

 マネックスFX

マネーパートナーズ

 171209-02manepa

SBIFXトレード

 SBI FXトレード

↓FXプライムbyGMO

 FXプライムbyGMO

↓外為どっとコム

 外為どっとコム

OANDA Japan

 OANDA Japan

なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、111~113円台中盤付近でショートを持って捕まってしまっている方が多い模様。
今後、114円台を回復して円安方向のトレンドが鮮明になってくると、これらのポジションが損切り決済に向かう可能性がある。そうなると、円安の流れが加速することもあるので注意したい。
一方で、112~113円付近でロングを持って上手く利益が乗っている方が多いのも伺えます。

オープンオーダーとポジション

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、2週続けて円売りポジションが縮小している模様。

↓IMMポジション(ドル/円)

 IMMポジション

一方、くりっく365の為替売買動向は、こんな感じ。
↓くりっく365為替売買動向(USD/JPY)

 くりっく365為替売買動向

 

余談だが、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」でテクニカル分析のシグナルを見てみるとこんな感じ。

かんたんトレナビ

うーん。。。買いシグナルも売りシグナルも混在しているように見えるが、
1時間足で見ると売りシグナルが多いが、日足で見ると買いシグナルが多くなっている。

いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、ドル円はFOMCで来年の利上げ回数が示唆されるかに注目でしょう。レンジ相場で動かないドル円を尻目に、今、個人投資家の方が注目しているのはビットコインでしょう。もちろんFX以上にリスクが大きいですが、ボラティリティ(変動幅)の大きな相場が、魅力に映るのでしょう。
仮想通貨元年だった2017年ですが、投資対象としてのビットコインが来年以降どうなっていくかも注視していきたいです。