ドル/円は105円回復が目前となっていますが、押し戻されて足踏みしています。
年初からの下降トレンドが一服したように見え、徐々に下値が切り上がってきているので、105円台を回復し110円方向を目指して来る可能性もあります。
ただ、上値の重さも目立つので再度100円方向を目指し、下降トレンドが再開する展開も十分あり得そう。
どのレンジに落ち着くのかを見極める展開が続きそうですが、ポジション現状確認の意味もこめて、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、10/24営業終了時点のポジションの場合もあり)
↓FXプライムbyGMO
↓インヴァスト証券 くりっく365
↓外為どっとコム
なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、100~104円付近でショートを持って捕まってしまっている方が多い模様。
今後、105円台を難なく回復して円安方向のトレンドが鮮明になってくると、これらのポジションが損切り決済に向かう可能性がある。
そうなると、円安の流れが加速することもあるので注意したい。
一方で、103~104円付近でロングを持って上手く利益が乗っている方が多いのも伺えます。
ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、2週続けて円買いポジションが縮小している模様。
↓IMMポジション(ドル/円)
自動売買系はどうなっているかというと、システムトレードのミラートレーダーでのドル/円売買比率は、
こんな感じなので参考に。さらに余談だが、その中でも人気ストラテジーのQuickShift(USD/JPY)は今、103.958円で売りポジションを塩漬けている。
いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、100~105円のレンジが105~110円に移行するかどうか、見極める状況だと思います。
今が「潮の変わり目」で円安方向にトレンドが変わっていくのか、それとも上値の重さが目立ち再度円高方向に振れるのか。。。
米国の次回利上げはいつになるのか、米大統領選挙の行方も気になるところです。