ドル/円は115円台回復が目前に迫っています。米大統領選挙の結果が判明してから、上昇トレンドが継続中です。トランプ氏勝利の報道が出て、一旦は101円台まで円高が進みましたが、そこから一転して円安方向にトレンドが転換しています。
ドル円の週足チャートを見ると、4週連続で陽線が続いていて、円安トレンドの強さを物語っています。
このトレンドはどこまで続くのか、ポジション現状確認の意味もこめて、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、12/2営業終了時点のポジションの場合もあり)
↓FXプライムbyGMO
↓インヴァスト証券 くりっく365
↓外為どっとコム
なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、110円以下でのロング・ショートそれぞれのポジションは決済が進んでいる模様。塩漬けているポジションもあるとは言え、損切り決済も利食いも、かなり進んだことが窺える。
このところの相場が急激だったためか、今建てられているポジションは短期売買でのポジションが多いのかも。
ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、「売り越し」と「買い越し」の関係がついに逆転している模様。
↓IMMポジション(ドル/円)
自動売買系はどうなっているかというと、システムトレードのミラートレーダーでのドル/円売買比率は、
こんな感じなので参考に。さらに余談だが、その中でも人気ストラテジーのQuickShift(USD/JPY)は今、113.301円で売りポジションを塩漬けている。
いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、鮮明なトレンドなので、こういう時は「勝ち馬に乗る」順張りのトレードが有効に思えます。
しかしながら、このところ4週間の動きが割と急激だったので、反動調整的な動きも警戒しておくべきところです。
12月の相場はクリスマス休暇が近づき、徐々に薄商いになることが多いです。動きが鈍くなり横ばいのトレンドへ移行していくのかも見極めなければならないでしょう。