2017年12月9日夜でのポジション比率分析

12/8の米雇用統計を無難に消化し、ドル/円は113円台中盤まで円安が進んでいます。
ドル/円は保ち合いのレンジ相場が続きそうな気配もありますが、12日-13日の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ実施が確実視されており、日米の金利差拡大が円安トレンドを支援しやすい状況です。
徐々にクリスマス休暇の薄商いなムードもありますが、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、12/7営業終了時点のポジションの場合もあり)

DMM FX

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外為ジャパン

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OANDA Japan

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なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、111~113円台中盤付近でショートを持って捕まってしまっている方が多い模様。
今後、114円台を回復して円安方向のトレンドが鮮明になってくると、これらのポジションが損切り決済に向かう可能性がある。そうなると、円安の流れが加速することもあるので注意したい。
一方で、112~113円付近でロングを持って上手く利益が乗っている方が多いのも伺えます。

オープンオーダーとポジション

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、2週続けて円売りポジションが縮小している模様。

↓IMMポジション(ドル/円)

 IMMポジション

一方、くりっく365の為替売買動向は、こんな感じ。
↓くりっく365為替売買動向(USD/JPY)

 くりっく365為替売買動向

 

余談だが、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」でテクニカル分析のシグナルを見てみるとこんな感じ。

かんたんトレナビ

うーん。。。買いシグナルも売りシグナルも混在しているように見えるが、
1時間足で見ると売りシグナルが多いが、日足で見ると買いシグナルが多くなっている。

いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、ドル円はFOMCで来年の利上げ回数が示唆されるかに注目でしょう。レンジ相場で動かないドル円を尻目に、今、個人投資家の方が注目しているのはビットコインでしょう。もちろんFX以上にリスクが大きいですが、ボラティリティ(変動幅)の大きな相場が、魅力に映るのでしょう。
仮想通貨元年だった2017年ですが、投資対象としてのビットコインが来年以降どうなっていくかも注視していきたいです。