2018年7月26日未明でのポジション比率分析

ドル/円は一旦、上昇トレンドが終焉した模様です。米国の景気に楽観的な見方が多く、米国の追加利上げが示唆されたこともあり
ドル円は上昇傾向が続いてきました。しかし、トランプ米大統領の牽制発言にて急ブレーキといったところで、次なるトレンドを探る展開です。
米国の貿易相手国との「貿易戦争」やドル高牽制などに振り回される展開も続きそうですが、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。
(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、7/24営業終了時点のポジションの場合もあり)

DMM FX

 DMM FX

トレイダーズ証券「みんなのFX」

 みんなのFX

 ↓外為ジャパン

 外為ジャパン

↓マネックスFX

 マネックスFX

マネーパートナーズ

 マネーパートナーズ

SBIFXトレード

 SBI FXトレード

↓FXプライムbyGMO

 FXプライム

↓外為どっとコム

 外為どっとコム

OANDA Japan

 OANDA Japan

なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとオープンポジション(ドル円)をみると、111~113円台にかけてロングを持って捕まってしまっている方が多い模様。
一方で、111~113円付近でショートを持って上手く利益が乗っている方が多いのも伺えます。いずれにせよ、111~113円付近にロング・ショートとも多くのポジションが建てられていて明暗が分かれている。

オープンオーダーとオープンポジション

 

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、円売りポジションが増加している模様。

↓IMMポジション(ドル/円)

 IMMポジション

一方、くりっく365の為替売買動向は、こんな感じ。
↓くりっく365為替売買動向(USD/JPY)

くりっく365為替売買動向

 

 外為オンライン のディールスコープを覗くとこんな感じ。

外為オンライン

 

余談だが、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」でテクニカル分析のシグナルを見てみるとこんな感じ。

かんたんトレナビ

 1時間足と日足を見ると売りシグナルが多く点灯しているが、買いシグナルも点灯している点に留意しておきたい。

 

いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、
ドル円は要人発言次第で方向感が決まってきそうです。
各種経済指標のインパクトより、米国の貿易戦争の行方やその駆け引きがマーケットを動かすことになるでしょう。
本邦では、7/30-31日に日銀の金融政策決定会合が控えているのもお忘れなく。