2017年10月25日夜でのポジション比率分析

ご存知、本邦の衆院選が10/22にあり、与党勝利の影響を受けて日経平均は“16連騰”、そしてドル円は“114円台回復”を見せました。
事前の世論調査などでも与党勝利は予測の範囲でしたし、安倍政権が今後も長期政権となるのは予測の範囲です。ただこれは、日本に住んでる日本人の肌感覚での話です。海外勢の投資家はこういった「肌感覚」が無かったのか、衆院選の結果を受けてから買っているのでしょう。
「ご祝儀相場」の株高・円安は一時的なものか、まだまだ続くのか。手探りの相場展開ですがポジション現状確認の意味もこめて、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、10/24営業終了時点のポジションの場合もあり)

DMM FX

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トレイダーズ証券「みんなのFX」

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外為ジャパン

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マネックスFX

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マネーパートナーズ

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↓SBIFXトレード

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↓FXプライムbyGMO

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↓外為どっとコム

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OANDA Japan

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なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、買いポジションを持っていた方の利食いが進んでいるようです。
一方、111円~113円台中盤で売りポジションを持って捕まってしまっている方も多そう。上手くトレンドに乗れた方と、そうでない方の明暗が分かれてそうです。

 オープンオーダーとポジション

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、円売りポジションが膨らみ続けている模様。

↓IMMポジション(ドル/円)

 IMMポジション

一方、くりっく365の為替売買動向は、こんな感じ。
↓くりっく365為替売買動向(USD/JPY)

 くりっく365為替売買動向

いろいろな角度からポジションを分析してみましたがドル円は今年、114円台や115円台で伸び悩み、跳ね返されてしまう事が多かったです。
114円~115円の水準を明確に抜け切れるのか。それとも、またしても跳ね返されてしまうのか。この水準は、年末や来年の相場を占う「分岐点」かもしれませんね。