ドル円は2024年4月下旬、160円に到達しました。34年ぶりの円安を記録しましたが、その後は乱高下しました。依然として日米の金利差が意識され、円安ドル高の流れが続いています。下図は、外為オンライン のドル円チャートです。
円安の進行は、家計への影響が大きいのはご存知の通りかと思います。食料品やエネルギーの輸入価格が上昇しており、スーパーへ買い物に行くと値上がりを実感します。消費者としては、円安の恩恵は感じられないなぁと思っています。投資家の目線では、この右肩上がりのチャートがいつまで続くのか期待と不安を感じることもあります。
歴史的な水準に留まり続けるドル円相場ですが、投資家の方々はどういったポジションを保有しているのか探るべく、FX各社のポジション保有比率を見ていきたいと思います。
(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、5/27時点のポジションの場合もあり)
↓DMM FX
↓みんなのFX ポジション比率と価格分布図
↓SBI FXトレード
↓外為どっとコム
↓シカゴ筋のIMMポジションとOANDA顧客のポジション比較(ドル/円)
外為オンライン のディールスコープを覗くとこんな感じ。
余談だが、マネーパートナーズの「かんたんトレナビ」でテクニカル分析のシグナルを見てみるとこんな感じ。
うーん。。。ドル円は、どの時間軸も買いシグナル・売りシグナル両方が混在している。日足では売りシグナル3つ、買いシグナル2つです。明確なトレンドは出てないようで、もみ合い継続か??
ドル円のポジション状況を確認すると「逆張り」の方も多いのかなぁと感じました。円安のトレンドに乗る「順張り」の方も、そこそこ多いようです。ただし、150円台後半だと歴史的な水準なので「高値掴み」したくない方も多いのかなぁと感じました。