2016年4月6日未明でのポジション比率分析

ドル円は110円を一瞬だけ割れましたが、すぐに110円台を回復するも上値の重い展開となっております。
まだまだ下攻めして年初来安値を更新し続けるのか、そろそろ底打ちして反発に転じるのか、それとももみ合いか、、、。
今後の展開を探るべく、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、4/4営業終了時点のポジションの場合もあり)
DMM FX

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トレイダーズ証券「みんなのFX」

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外為ジャパン

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マネックスFX

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マネーパートナーズ

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SBIFXトレード

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↓FXプライムbyGMO

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↓インヴァスト証券 くりっく365

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↓外為どっとコム

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OANDA Japan

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ドル円の売りポジションが多いFX会社は、DMMFX・外為ジャパン・SBIFX。それ以外のFX会社ではドル円の買いポジションがかなり多い模様。
やはりと言うか、日本のFX会社で取引している日本のトレーダーの方は、ドル円をロングして捕まっている方が多いのではないだろうか。。。以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジションをみると、そんな傾向が伺えます。

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特に、113円はもとより115円~120円あたりのポジションを塩漬けている方もまだまだ多い模様。

なお、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、2016年に入ってからはドル円ショートが多い。(IMM通貨先物ポジションは更新が遅いので、最新のマーケットを表してない点に注意が必要ですが、もっとも参考になるかと思います。)
↓IMMポジション(ドル/円)

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ちなみに、システムトレードのミラートレーダーでのドル/円売買比率は、

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こんな感じなので参考に。さらに余談だが、その中でも人気ストラテジーのQuickShift(USD/JPY)は今、111.749円で売りポジションを持っている。

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いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、ポジション比率はあくまで参考に過ぎないのであしからず。
日本のトレーダー(いわゆるミセスワタナベ)のドル円塩漬けと、海外マネーとの駆け引きと、相場を加速させてしまう原因のシステムトレード系(アルゴリズムを駆使したコンピュータによる自動売買)との仁義なき戦いが、今後のドル円相場のカギを握るのかもしれませんね。
まぁ、相場は生もので生き物なので、教科書通りにはいかないと思いますが。