2016年5月10日未明でのポジション比率分析

日本がゴールデンウイークの真っ只中の5/3に、ドル/円は105円台中盤まで下がってましたが、その後は底堅く推移し、今は108円台中盤まで戻っています。
今後の展開としては、この勢いで徐々に110円を回復しに行くのか?それとも、底打ちは見せかけで再度下値を試しに行くのか(一時的な戻りはよくある事です)。
それとも横横で、もみ合いのレンジに移行するのか。
今後の展開を探るべく、FX各社が公開しているポジション保有比率を見ていきたいと思います。(各社データの反映時間にタイムラグがあるので、リアルタイムのポジションでなかったり、5/6営業終了時点のポジション場合もあり)
DMM FX

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トレイダーズ証券「みんなのFX」

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外為ジャパン

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マネックスFX

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マネーパートナーズ

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↓FXプライムbyGMO

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↓インヴァスト証券 くりっく365

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↓外為どっとコム

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OANDA Japan

OANDA Japan

なお、以下に挙げるOANDA Japanのオープンオーダーとポジション(ドル円)をみると、105円から108円付近で売りポジションを持って捕まってしまっている方が多い模様。
また、110円以上はおろか115円よりも上での買いポジションを塩漬けている方も、まだまだ多い模様。上にも下にもしこり玉が残っているように見受けられる。

OANDA Japanポジション

一方で、105円から108円付近でロングをメイクして、上手く利益が乗っている方が多いのも伺えます。

 

ちなみに、シカゴ筋のIMMポジション(一週間遅れ)を見ると、(前週より減ってはいるが)ドル円ショートが多い。(IMM通貨先物ポジションは更新が遅いので、最新のマーケットを表してない点に注意が必要)
↓IMMポジション(ドル/円)

IMMポジション

 

自動売買系はどうなっているかというと、システムトレードのミラートレーダーでのドル/円売買比率は、

ミラートレーダー

 

こんな感じなので参考に。さらに余談だが、その中でも人気ストラテジーのQuickShift(USD/JPY)は今、111.516円で売りポジションを持っている。

QuickShift

いろいろな角度からポジションを分析してみましたが、ポジション比率はあくまで参考程度にしてくださいね。
ドル/円のポジション状態を探ると、上にも下にもしこり玉が残っているように見受けられる。
今後の相場の動き次第では、これらの傷んだポジションが損切り決済(巻き戻し)に向かう可能性がある。
その時には、相場の流れが加速し、大きな動きになる可能性もあるので注意したい。